2009年05月15日

ご挨拶

 国境を超えた地球規模の人々の移動はますます激しくなり、どの国においても、外国語のコミュニケーション能力の必要性が高まっています。 外国語教育は今までのように理解能力を伸ばすだけでなく、真のプロフィシエンシーを育成することが求められており、外国語教育の変革が必要ですが、そのためには目標となる明確な評価基準と評価法がなければなりません。ACTFLOPIはいちはやく汎言語的に口頭能力の評価基準と評価法の開発に取り組んできましたが、大量の被験者にどう対応するのか、判定の客観性の問題、コンピューターによる評価法の導入など新しい局面に直面しています。
 韓国においては外国語能力評価は他の国に増して 社会的に影響力が大きく、外国語能力評価が教育機関の入学、卒業、奨学生選抜や、公的機関の採用、昇進、海外派遣などに使われ、最近では移民労働者の入国許可にも用いられています。 この韓国において、日本語のみならず韓国語や中国語や英語を視野にいれて口頭能力評価の問題をじっくり討議してみたいと思います。
 今回はソウルの歴史的な町並みと現代的なセンスがマッチした最近注目のスポット三清洞にある韓国教育課程評価院で開催されます。どうぞ奮ってご参加ください。

                               大会委員長 櫻井惠子(仁荷大)


同じカテゴリー(ご挨拶)の記事
 「第7回OPI國際シンポジウムソウル大会」報告 (2009-08-27 21:20)

Posted by J-OPI-K at 10:25 │ご挨拶

削除
ご挨拶